DE50 1

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DE50は、2個エンジンを持つ本線用ディーゼル機関車DD51よりも保守、点検上有利な１個エンジン付きの本線用ディーゼル機関車として開発された。2000馬力の強力なエンジンを１基搭載し、ゆくゆくはDD51の後継機としての活躍を期待されたのであろうか、試作車でありながら「901」ではなく「１」を割り当てられたのは、国鉄が本機に高い期待を掛け、問題なければ量産するつもりだったからではないかと推測する。

ところが、本機の登場後、オイルショックが起きたことや国鉄の業績不振など諸々の事情が重なり、結局量産は見送られ、１形式１両に終わってしまった。運用されたのはほんの数年で、休車後長らく岡山で姿を留め、1986年に廃車された後も岡山気動車区の片隅に10年以上保管されていた。長く保管されていたのが幸いし、現在は津山まなびの鉄道館で静態保存されている。

写真は、岡山気動車区に留置されていたころのもので、前照灯回りや側面の腐食の具合が、保管とはいえ長期間放置されていたことを物語っている。

1997.9.24 岡山気動車区　LEICA M4-2+FUJINON-L 5cm/2.8

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